2010/12/26

海溌里恩, 2010/1/16

2002年発表。5編の短編で構成されるが、「ケリー・ダールを探して」は夜更けのエントロピー (奇想コレクション)に、表題作「へリックスの孤児」はSFの殿堂 遙かなる地平〈2〉 (ハヤカワ文庫SF)で、続く2編もSFマガジンで既出ということなので、初出は「重力の終わり」のみ。なかではやはり世界の奥の深さからいって「へリックスの孤児」の圧倒的。ただし、ハイペリオン4部作を読んでおく必要あり。次点は「カナカレデスとK2に登る」で義理堅いカマキリ星人が思わず好きになる。 (approved)

ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)ヘリックスの孤児 (ハヤカワ文庫 SF シ 12-9) (ハヤカワ文庫SF)
ダン・シモンズ 加藤直之

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