ピンク・フロイドの頂点は"Dark side of the moon"。後の2枚はそのヴァリアント(決して悪いという意味ではない)。ロジャー・ウォーターズは新たな音の突破口を開こうと、"The wall"でロックオペラを目指し、大成功する。しかし、それまでの楽器を駆使した音響はSEにとってかわり、他のメンバーはウォーターズのバッキングに成り下がる。"The wall"のアウトテイク集といわれる本作ではついにリック・ライトが脱退、デイブ・ギルモアのギターは"Your Possible Pasts"と"The Hero's Return"で控えめにうなりを上げる。そして、最終曲"Two Suns In The Sunset"はピンク・フロイドの終わりをゆったりと告げる余りに悲しく美しい曲である。 (approved)
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